カットでも髪が痛む
「毛先が傷んでいるか切って綺麗しにしよう。」
皆さん思いますよね、でも切るという事は切った後(切り口)が出来ます。髪の毛を真っ二つにして髪の毛は無事である訳がないのです。
髪の毛の中には沢山の栄養分や細胞が有ります。いつもは表面のキューティクルが守ってくれているのですが、切り口は中が剥き出し状態です。
「 切ったのに数日で髪の毛が痛む」
この経験もある人が多いのではないですしょうか?
美容師の鋏の斬れ味もダメージと大きな関係が有ります。切り口が綺麗でないと切ったその瞬間から毛先が白くなり枝毛の原因になります。
文房具ハサミで自分で切るなんてもってのほかです。
もちろん僕は鋏のメンテナンスは欠かしません、一番大切だと思っています。
ヘアをデザインする時のお客様の髪の毛をカットで痛めては意味が無いからです。
切った後の髪は一体どうなっている?
切れない包丁でトマトを切ったら、形は崩れて中の水分が出て来ますよね、逆に斬れ味に良い包丁なら形は綺麗で水分も保たれたままです。
髪の毛にも同じ事が言えるのです。
カットされた毛先の画像です、スパッと綺麗に切られています。
もっと拡大した画像ですが、斬れ味のいい美容師の鋏でも切り口に多少のズレがあることが分かります。
このままにしてしまうと、この毛先から
栄養分が流れ出てしまいます、キューティクルも逆剥けのようなり、枝毛になります。毛先が痛む原因はこのまま放置が一番危ないです。
カット後の処理はトリートメント。
切り口保護してくれるアイテムはトリートメントです。表面に膜を貼りキューティクルや切り口を剥き出しの毛先を守ってくれます。洗い流さないトリートメントも効果が大きいです。
傷口には蓋をする。カットでも同じ事が言えるのです。
美容室リグレッタ
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